妊活への想い

沖縄市の楽寿堂では妊活サポートを行なっています 楽寿堂のつぶやき

私事ですが、私達夫婦の妊活の経緯のお話を少しさせていただきます。
私と妻は晩婚で私39歳、妻41歳で結婚しました。
結婚して直ぐに沖縄の南部の不妊外来専門のクリニックに通い始めました。結婚して直ぐに通った理由は、やはり晩婚と言うのもあり、夫婦で直ぐに通う事になにもためらいはなかったことから。
私の内心は直ぐに授かるだろうと安易な考えもありました。しかしそれは大きな勘違いでした。
最初は、夫婦の検査をし、妻も私も全て問題なく、良好でしたので、まずはタイミング療法で3回程トライしましたが、全く結果がでず、少しお互い焦りがでてきました。

◉体外受精へのステップアップ

クリニックの先生によっては見解も少しずつ違うこともあり、どこへ向かっていくのか不安と焦りの日々でした。
たまたま担当の先生に診てもらえないことがあり、違う先生に診てもらった際、その先生から年齢的に考えても早く体外受精をやった方が確率も上がるし年齢的にもそれが望ましいと言われ、夫婦で相談し体外受精にステップアップすることにしました。
費用もビックリするほど高い費用(高年式の軽自動車の中古が買えるくらい)でした。それでも夫婦共通で「子供を授かりたい」との思いはあり、まずはトライすることにしました。採卵できたのは10個程、しかし良質なのは4つ更に受精して良質なものは2つでした。
まずは、良質な方からの移植でした。希望もあり期待値もかなりあり、ワクワクしながら検査薬の結果をまっていましたが、残念ながら着床することができませんでした。
その時の私は、妻には強気で励ましてましたが、正直、心は折れそうでした。またクリニック通いがしばらく続き、結果を相談しながら、今度は妻の抗リン脂質の検査をしましょうと言われました。その結果、少し基準値より高いから、ということでアスピリンを処方してもらいました。
これは自己免疫が強く受精卵を攻撃をしてしまうため、そのせいで着床できないかもしれないと言われ、妻も必死に飲んでいました。

パワースポット巡り、お灸との出会い

その間に2人でできることはないかと、授かりのパワースポット巡りもしました。沖縄で有名なシルミチュー、ビジュルはもちろんのこと、期待を胸に気分転換も兼ねて、三重県・伊勢神宮も行ってきました。
私達夫婦には残り最後の一つだけ凍結してる受精卵があり、それをいつ戻すかのタイミングをみてたのですが、診て頂いてた担当の先生に
「仲宗根さん、お灸をやってみたらどうですか?」
と言われ、
「えっ!お灸ですか?」
とびっくりすると、
「そうですお灸です。」
とはっきり言われました。
もしかしたら先生は勘違いしているかも、と思いながらも、そこに可能性があるのなら、と思い
「私はマッサージ師ではありますが鍼灸師ではありません。でもツボは分かります、半信半疑で先生にエビデンス(科学的根拠)は乏しいですか?」
と聞くと、そうとも言いきれないと言われて、まずは何でもチャレンジだ!という気持ちで、お灸をドラックストアで買い、自宅へ。
私は鍼灸師ではないですが料金をもらって施術をするということをしなければ、法律上は問題ないので、妻に毎晩お灸をしていました。
妻は冷え性もありお灸の後はなんか脚がだるくなると毎晩話していましたが、冷え性が少しなくなっているかもしれない、という声で私もモチベーションがあがりました。
妻は冷え性で頭痛持ち、頭痛に対するアプローチは私の得意分野でもあり、仕事でもあるマッサージを毎晩寝る前に愛情を込めて、施術しました。

マッサージとお灸の可能性

妊娠には複雑なホルモンの影響があるとされてます。排卵するにも着床するにも細かいプロセスで様々なホルモンが複雑に関わっています。
もしかすると身体の緊張がホルモンバランスを崩してるのではないかと私も思い、定期的に全体的、特に首と骨盤の辺りのアプローチをしていました。それとお灸のコラボです。
それを3ヶ月続けていましたが、すでに妻が43歳私が41歳になっていて、治療スタートから2年が過ぎようとしていました。
その頃には自然妊娠の確率は年齢的に考えても3%ですと告知されたことでモチベーションが下がりそうでしたが、考えをプラスに!と気持ちを切り替え、逆に、ゼロではない。3パーセントもあるんだ!となんだか楽観的に考えられるようになっていました。

まさかの陽性反応はものすごく嬉しい!でもすぐに現実が。

そうしてる間に排卵日が近くなってきたのですが、今回は体外受精を見送り、自然のタイミングで挑む事にしました。それが12月の初旬ごろでした。
クリスマスの朝に検査薬が陽性反応してると妻が驚いた感じでまだ寝ていた私を起こすのです。
起きたばかりで寝ぼけていた私は一気に血圧が上がる感覚があるほど大喜び。あの時の感動今でも鮮明に覚えていますし、忘れることはできません。
年明けにクリニックの予約をしてたのですが、私の直感もあり、妻にクリニックに電話をいてれ確認してみてと伝えると妻から私に電話があり今日すぐに来院してくださいとの事でした。
すぐにその日にマッサージ予約をいただいていたお客さんに連絡を入れスゲジュールの変更をお願いして調整後、クリニックに向かいました。
クリニックに着くと先生がこれからが勝負です、と少し厳しい表情で言い、夫婦ともすぐに現実の壁にぶちあたりました。
今日からヘパリン皮下注射を出しますので、看護師さんからやり方を習い、毎日2回自己注射を12時間間隔で打つように言われました。ヘパリン皮下注射は血液をサラサラにする薬で赤ちゃんにちゃんとお母さんの栄養が行くようにとのことでした。妻は最初手を震わせながらも、小さな命を守るため、お腹に注射を打ちました。
回数を重ねていくと、だんだんとお腹周りにシコリができ、注射針が打てない事もあり、私がいる夜は妻が1人ではできない上腕に注射をするようにしてなるべくお腹周りは、昼だけという注射生活の妊娠期間を半年間過ごしました。妊娠中に打ったヘパリン皮下注射なんと300本以上でした。

2019年8月。女児誕生の瞬間。

気持ちが落ち込んだり、モチベーションがあがったりしながら、色々な困難を夫婦で乗り越えて、2019年8月に元気な女の子が産まれました。
この瞬間は人生の中で一番幸せで、そして尊い瞬間でした。

私が妊活でお手伝いできること

私達夫婦は2年半の妊活でしたが、もしかしたらもっと長い年月を妊活されている方もいるかもしれません。また、心が折れそうで諦めかけてる方もいるかもしれないと考えるようになりました。
だけど希望だけは捨てて欲しくないという私自身の経験、妊活の手助けはできないかと私達夫婦がたどった妊活を施術のメニューに加える事にたどりつきました。
シンプルに全身の緊張骨格の調整をし、ご自身(セルフ)で自宅でお灸をして頂くことです。
ツボは丁寧に教えて、自宅でもスムーズにお灸ができるようにサポートし、週に一度来院するシステムです。
私たちも経験しましたが、通院はもちろん、体外受精などのステップアップなども含め、妊活は費用がかかります。
そこで、セルフお灸をサポートすることで、妊活への費用負担も減り、妊活のサポートが少しでもできるのではないかという強い想いにたどり着きました。

※妊活サポートは必ずしも妊娠を確約するものではございません。また、クリニックと併用することが前提のサポートとなります。
※料金は通常料金と変わらずにサポート可能です。妊活サポートの際は、ご予約の際にその旨、お申し付けください。